2006年06月05日

恋愛に奇跡を起こす

聖なる恋愛コード81―あなたを至福に導くスピリチュアル恋愛術
Masako


「言霊」「音霊」といわれるものと同じように、数字にも固有のパワーがあるという。いわゆる「数霊」である。なかでも、「81」という数字は、スピリチャルな世界では、ズバリ“光のコード”を示す数字で、「9×9=81」というように、「くくる」という意味合いを持つとか。異なるモノ同士を結びつけるパワーという意味である。

本書は、全部で「81」の項目から構成されていて、「あなたが望む理想の恋愛に今生のテーマがあります」「あなたが好きになる人は、あなたと同じ魂のエネルギーを持っています」「永遠の豊かさをパートナーと共に手に入れる」...etc.の個々のトピックスに対して、著者自身の見解が語られている。そして、終盤は、ほとんどがコード「81」についてフォーカスした内容。「81」という数字の具体的な活用方法などについても触れている。

通常、こうしたテーマの本は、どちらかというと、女性を対象に書かれたものが多いが、この本の特徴は、男性向けに書かれた部分がかなり多いところだ。「なぜ今生、男性であることを選んだのか」というトピックスは、非常に興味深い。

「その人をあなたが手放したくないと思うなら、それが全てです。...『もしこの恋愛を成就させることができたら、どんな奇跡だって起こすことができる』と思えるほど『不可能』な状態の二人であればあるほど、打ってつけのツールです。〈一部抜粋〉」
心の琴線に触れるなにかが見つかるかも知れない本。

【目次】
1 二度と失うことのない幸福の泉のような恋愛を
2 出会いをつくり「愛されるオーラ」を出すために
3 駆け引きのない恋愛
4 恋愛は自分に気づく大きなチャンス
5 あなたの幸せを妨げる恋愛プログラム
6 女性性エネルギーと男性性エネルギーの使い方
7 別れが訪れるとき
8 美しいSEXと結婚
9 「コード81」が示す光





posted by 本のソムリエM at 00:58| スピリチャル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月04日

ダ・ヴィンチ・コードのたね

マグダラのマリアと聖杯
マーガレット・スターバード, 和泉 裕子


まぎれもなく、ダ・ヴィンチ・コードのタネ本というだけあって、“マグダラのマリア”“聖杯伝説”について、包括的、かつ深遠なインスピレーションを与えてくれる本。

新約聖書の中に「娼婦」として記載され、後にキリストによって罪を許された女性として伝えられたマグダラのマリアは、実際には“キリストの花嫁”であるといわれている。本書では数人の研究者の説にもとづいて、なぜ、その事実が歪曲されるに至ったのか、聖杯伝説とは何であったのかについて、独自の見解を展開。

イエス・キリストとマグダラのマリアとの婚姻は、王族同士の結婚であり、キリストの処刑は、単に宗教的な背景によるものではなく、政治的色彩の濃いものであったとされているが、キリストの処刑後、キリストの子を宿したマグダラのマリアが迫害を逃れて地中海を渡り、南フランスでメロビング王朝の基礎を築いたという話は、歴史好きには非常に興味深い。

マグダラのマリアが逃れた際、ともに姿を消したといわれる“キリストの血を受けた聖杯”は、やがてその存在をめぐり、さまざまな解釈がなされ、今もなお、失われた聖杯の探索が続いているそうだが、結局のところ「聖杯」とは、“キリストのDNAを受け継ぐ子孫”を宿したマグダラのマリアそのものをシンボルリックに表現したコトバ、という解釈がされている。

著者の見解では、キリストの血筋を受け継ぐ者とは、特定の民族や王家の者をさすのではなく、後世のミレニアムというこの時代に生まれたすべての人をさす言葉で、王国の復活とは、マグダラのマリアに象徴される「女性性」そのものが、再びそのチカラを取り戻した時に、この時代に生きるひとりひとりの手によって、世界の栄華が訪れるということを示しているとしている。ある意味では、単なる歴史研究書を超えて、精神世界にまで深くきりこんだ本といえる。

【目次】
序章 マリア
第1章 失われた花嫁
第2章 花婿
第3章 王家の血筋とぶどうの木
第4章 十二世紀の覚醒
第5章 隠された教会の遺物
第6章 異端の芸術家とそのシンボル
第7章 一角獣と貴婦人
第8章 民間伝承の中の花嫁
第9章 砂漠に咲く花

posted by 本のソムリエM at 23:52| コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月02日

楽しい都市のつくりかた

エコビレッジ・レシピ
建築設備家懇談会


都市は楽しい発想でつくらなくちゃね、と思わず再認識できるいい本である。

本書は、建築設備家懇談会が募集した、夢の「エコビレッジ」のアイディア集。全部で31編からなるアイディア・フラッシュで構成されている。

月発電、マグロがタービンを回しエネルギーを供給してくれるマグロエネルギー!? ...“トンデモ”アイディアの数々とあなどるなかれ。建築の原点は、エジプトのピラミッドだということを忘れないで欲しい。こんな、一見、SFチックなアイディアも、現場ではちゃんと前向きに検討されている構想なのだ。

これからは、人にも地球にも、愛あるコミニュティはあたりまえ。ガンバレ、建築&都市空間のプロ!

【目次】
1章 新たなエネルギーシステムのつくりかた
  マグロ島
  Moon Sea Island ほか
2章 変わったかたちの住まいかた
  Venetian eco village
  東京砂漠にオアシスを ほか
3章 エコライフの過ごしかた
  人力発電村
  地球環境入門 ほか
4章 自然との共生のしかた
  三宅島エコビレッジ
  グリーンタワー―地球の過去と未来を結ぶDNA ほか
5章 ライフスタイルのえらびかた
  2つの魅力ある生き方とその考察
  Look Again the Human Energy ほか

posted by 本のソムリエM at 23:04| 地球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月01日

奇跡の都市

人間都市クリチバ―環境・交通・福祉・土地利用を統合したまちづくり
服部 圭郎


建築や都市の分野でも「サスティナビリティ(持続可能性)」が時代のキーワードとして語られるようになって久しいが、本書は、世界で最も成功したといわれる、ブラジル南部パラナ州にある人口160万人の都市クリチバの30年間におよぶ都市政策について紹介している。
クリチバの名が世界中に知られるようになったのは、1992年にリオデジャネイロで開催された世界環境会議において、その環境対策が表彰されてからである。
なにより世界各国の専門家を感嘆させたのは、クリチバという都市が、貧富の差や移民の問題、財政難などの数々の難問を抱えながら、ジャイメ・レルネル市長および都市計画研究所(イプキ)を核に、驚くほど短期間で都市環境づくりを成功させたことである。
本書では、「都市は人間のためにあるべき」という強い信念のもとに実現したさまざまな政策ー土地利用計画と交通計画の統合により、自動車に依存せずに移動が可能となるネットワークの構築、「ごみではないごみプログラム」「ごみ買いプログラム」「環境教育」をはじめとした環境政策、河川・公園が自然のままに整備された「花通り」「都市の色」プロジェクトなどーについて論じている。
奇跡の都市といわれ、市民の98%が「誇りを感じている」と答える都市クリチバのこうした政策の実現は、緻密な計画性と大胆な実行力を兼ね備えたリーダーとしてのレンネル市長の存在を抜きにしては語れないが、都市政策や都市開発にかかわらず、計画を机上の空論で終わらせない為に重要なのは、レルネル市長も語るように、それを実行する「課題解決能力」だといえる。
お金がないと悩む自治体は多いが、一番大切なことは地域の政策能力につきるだろう。クリチバの成功は、役所だけではなく、市民やNPOなどを含んだ地域全体として、政策課題にどう取り組んでいくのかということの重要性を顕著にあらわすモデルケースだ。

【目次】
はじめに
1 世界に先駆けた人間都市クリチバ
 クリチバという奇跡
 クリチバとはどのような都市か ほか
2 クリチバの都市政策
 土地利用政策
 緑地政策 ほか
3 クリチバの成功の秘訣
 市長の強い政治的意志
 都市計画専門家集団(イプキ)の存在 ほか
4 クリチバの将来展望
 大都市圏の問題
 郊外型ライフスタイルの進展 ほか
5 日本の都市は住み良くできるか
 都市計画不在の日本
 世界のクリチバから学ぶ ほか
おわりに


posted by 本のソムリエM at 23:00| 統合・統合理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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